本当にキャッシュレスは流行るのか

国は2025年までに、現在のキャッシュレス決済20%を40%へ、将来的には80%を目指すそうだ。基本キャッシュレス決済に移行した私からしたら、国を挙げて取り掛かることはいいことだとは思うが、果たしてそこまで効果が出るのかは疑問だ。

 

私の勤務する店で限って言えば、キャッシュレス決済をしている割合は7〜9%くらいだ。その中から、店の利用が頻繁で現金を持っているのに、毎回毎回支払う分だけしかnanacoSuicaにチャージしない人を除くと、5%ほどしかいないと思う。

この現状で、消費増税2%ポイント還元などやっても、利用が跳ね上がる未来は到底想像できない。現金払いは損だ、なんて言っても通じないじゃないか。

また、先ほど支払う分だけしかチャージしない人を除くと言ったが、電子マネーやキャッシュレスの利点を殺すような使い方は、現金払いと同等だ。現金持たなくていいようにそれらがあるのに、現金持つっていう意味がわからない。

話はズレるが、ここが日本人は投資が下手と言われる原因なんだろう。現金ではない資産になるのを、極端に恐れている。

 

どんなに素晴らしい商品であっても、当人が不必要ならばタダでもいらない。私の予想は2019年内は20%、2025年で30〜33%程度までしか上がらない。マスコミやなんやらが、現金払いは悪の存在みたいにして言わない限り、ポイントがつこうがどうしようが、上がることはない。