たとえとどかぬ糸だとしても5巻

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起承転結の転「5巻」結な感じでいよいよ最後に向けて話が進んだ。ついに内に秘めていた思いを吐き、互いに気になりながらも離別してしまったこの物語の結末は?というのが5巻。改めて話の進まなかった4巻は要らなかったなーと感じた。

1巻のうじうじ悩んでいて前進しなかったウタが、ついに正面切って薫瑠に好きだと告白した。それを機に兄と住んでいる家を出て、実家に戻り前に進むといったのが大筋。

 

あとは最終巻待ちね。「ウタの気持ちには応えられない」薫瑠と「思いを伝えてどうにかなるつもりはない」ウタは、著書の通りたとえとどかぬままさよならエンドなのか。それとも逆転はあるのか?答えになるかわからないけど、ウタを引き留めようとして伸ばした手が結婚指輪を納めている左手だったこと。劇中を見る限り薫瑠は箸や包丁を右手で扱っているので、まず間違いなく右利きだ。人間は咄嗟に出るものは利き手なのだが、あえて左手(しかも指輪が見えるように描いている)で引き留めた。これが答えじゃないかと思う。

 

評価は最終巻待ちで。